はてなダイアラードラマ百選

ものごっつ遅ぅなって、ホンマにすんません。

決して忘れてた訳じゃなく、
保存版ビデオを、もう一度見直してから、
ちゃんとセリフも抜粋して書こうとか考えてたら、
ついつい、先延ばしになってしまいまして。。


でも、ビデオでの復習はムリ。今さらやけど諦めた。


日々の録画消化にすら追われてるのに、
連ドラ1本ぶっ続けで見直そうだなんて、
(おまけに、ビデオデッキのリモコン壊れてるし)


あと3年くらいかかるんじゃなかろか、、と…(苦笑)



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つうワケで、
私がドラマ百選に選ぶのは、


『想い出にかわるまで』


1990年に放送された、TBS系の金曜ドラマ
脚本は、我らがマッキー・内館牧子女史。


私がドロドロドラマにハマった最初の、
ってか、これでドロドロの世界に目覚めた、
と言ってもいいくらいの、心に残る逸品。


今となっては想像つかへんくらい、
さわやか俳優だった石田純一と、
すっきり体型だった松下由樹


主演は今井美樹


ロングスカート、肩にはストール、
髪はロングソバージュ、
大きい口に、うるさげな口紅。


これぞ、バブリーな今井美樹、ドーン!


その後の私生活にて、
自分が人のダンナを略奪ることも知らず、
妹に婚約者を奪われる姉を好演の今井さん、ぷぷぷ。



そう。
超カンケツに一行で説明すると、
「姉の婚約者を妹が横取る」って話。


ほぉ〜ら、ドロドロの基本出ました!(嬉)



明るく活発な性格で、
多くのボーイフレンドが居ながら、
秘かに姉の婚約者に想いを寄せる妹、あるある〜。


婚約者の母親と初対面する大事な日に、
エレベーターに閉じこめられる、
タイミングの悪い姉、あるあるある〜。


突然のアクシデントで来られない姉に代わって、
手料理をふるまい、彼の母親に気に入られる、
要領の良い妹、あるあるあるある〜。


ドロドロドラマには欠かせない、
お約束シチュエーション連発。


さすがマッキー、修羅場の母!



ドラマ放送当時、
姉・るり子が可哀想派が多かった中、
妹・久美子よ頑張れ派だった私。


だってさぁ〜、
見ててイラつくのよ、姉・るり子がっ。


ささいなことで、
高原さん(石田じゅんじゅん)とケンカ、
婚約延期うんぬんまでモメにモメ、


なんとか仲直りできた直後、
安堵の高原さんがポロッと口走った一言で、
またもオロオロと動揺、


「(高原さんが)信じられなくなってきた」


勝手にさらせっちゅうねん。


オメェーがそんな優柔不断で純粋すぎるから、
妹に、つけいる隙を与えてしまうんじゃい。


結局、
どっちがサキ(先)かじゃなく、
どっちがスキ(好き)かってコトが大切。



新居予定のマンションで、
「私の気持ちに答えられないなら、私を傷つけて」と、
強引に押し倒させ(←「され」ではなく「させ」)


なに食わぬ顔で帰ってくるやいなや、姉・るり子に、
「高原さんに抱かれてきた」と宣言する、
猪突猛進にもホドがある、えらハタ迷惑な妹・久美子。


抱いて! 抱かせて 抱かれた後 抱かれたの。


出たぁー。
久美子式「抱く」の四段活用。


情事があった証拠として、
バンダナを残してきたと言いはる妹の言葉に、
半信半疑な姉・るり子がマンションへ探しに行くと、
すんでのところで気付いた高原さんが、処分済み。


「イイね、お姉ちゃん、高原さんに愛されてて」


その時の表情が切なくって。
応援したくなってしもたんよねぇ、
正攻法な恋じゃなくても。



演技派女優としての片鱗は、
あの頃からあったなぁ、松下由樹


そんな非常識な役にも、
魅力を持たせてしまうんやから。


そういえば、こちら松下さんは、
長年付き合ってた音楽プロデューサーな彼を、
若いボーカルに奪われたんやっけ。


恐るべし、ウッチーの逆予言。



一方、その後のドラマの展開はと言うと。


姉の婚約者を一夜だけ寝取った、
無鉄砲でちょっぴりヤンチャな妹に留まらず、


姉との婚約は解消、
今度は妹との結婚話が進むという、
支離滅裂な修羅場っぷり。


んなもん、
フツーなら有り得へんやん?



ところが。


姉妹の父・伊東四朗には、
自営業の印刷工場の資金繰りのために、
どうしてもエリートな娘婿が欲しいという、
ちょっと打算的な事情があったりして。


「姉がダメなら、妹をもらってくれ」的な。えー。


たった1度の過ちで、
ネガティブでイジイジ型の姉から、
ポジティブでグイグイ型の妹へと、
強引なチェンジを余儀なくされた東大卒リーマン。


その、女性へのだらしなさと、
あたふた翻弄される情けなさが、
石田じゅんじゅんに、超ハマり役やったなぁ。


しかし、そんな気マズイ家族…


毎年のお正月とか、どうするんよ。
姉妹どんぶりった高原さんと、
おせち料理を囲んでる場合か!?(爆)



家族をも巻き込んだゴタゴタの末、
実家にも居づらくなって、
貧乏ったらしいボロアパートを借り、
一人暮らしを始める姉。


寿退社予定で仕事も失ったうえ、住む場所まで。。


そんな哀れさアピール満開な姉・るり子と、
後悔200%な高原さんのヨリが戻りそうになった時。


事件は起きました、
姉妹会談が開かれた現場で。


「お姉ちゃん、高原さんを取り返さないで」


どのツラさげてか、ド直球に泣きつく妹。
自分主義なこと、銀河系のごとし。


最初に人のモノを取ったん、アンタとちゃうんかい。


しかし、高原さんの気持ちが、
自分にないのを判っていながら、
なりふり構わず頭を下げて頼む、
一途な妹のケナゲな姿を見て、
罪悪感に悩み始める姉。



ココよ、ココーーーッ!(重要)


この違いこそが、
欲しいモノを手に入れる人と、諦める人、
幸せをつかむ人と、逃す人、
後悔しない人生を送る人と、そうでない人、
真っ二つに分かれる岐路と言えよう。


優しいだけじゃ、生きられない。


いやぁ、ドラマって本当に素晴らしいですね♪(水野晴夫風)



え?ドラマの結末は、どうなんたんかって?


妹に男を譲った姉は、想い出を胸に一人で生き、
姉から男を奪った妹は、子供を加えた家族だんらんの中に。


ええ人生勉強になりますわい。


めざせ!久美子。
押して押して押しまくるのだっ!<出来ひんくせに。



【出演】
沢村るり子:今井美樹
高原直也:石田純一
水口浩二:財津和夫
沢村久美子:松下由樹
沢村清治:大沢樹生
水口さやか:高樹沙耶



【主題歌】
ダイアナ・ロス
♪ IF WE HOLD ON TOGETHER ♪



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で、お次にバトンを渡すのは…
アテが外れ、心当たりがないので、
ひとまず、れいこさん(id:pippi)にお返しします。


私は40番目。
キリよく41番目から、
また、つなげてくだいませ。


これ、リストに載せるの、どうしたらええんやろ!?
はてな、使いこなせてなくって〜、エヘヘ。